INTRO
2点間の距離の公式
横と縦の差から、ななめの距離を求める。
まず横に進み、次に縦に進むと点 B にたどり着きます。ななめに直行移動するときの長さが \(d\) です。
このページでわかること
読む目安:約6分
- 2点の横の差・縦の差から距離を求める方法
- ピタゴラスの定理との関係
- マイナス座標があっても使える理由
考え方のコツ
- 2点の座標から、横の差 Δx と 縦の差 Δy を読み取る
- Δx と Δy は直角三角形の2辺。ななめ d が求めたい距離
- ピタゴラスの定理を使って、2点間の距離の公式で d を求める
ピタゴラスの定理 a² + b² = c² に、a = Δx・b = Δy・c = d を当てはめたのが、2点間の距離の公式(距離の公式)です。
公式
2点間の距離の公式では、2つの点 \(A(x_1, y_1)\) と \(B(x_2, y_2)\) の距離を \(d\) とすると、次の式が成り立ちます。
$$d = \sqrt{(x_2 - x_1)^2 + (y_2 - y_1)^2}$$
言葉にすると
$$\text{距離} = \sqrt{\text{横の差}^2 + \text{縦の差}^2}$$
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| \(A(x_1, y_1)\) | 1つ目の点 |
| \(B(x_2, y_2)\) | 2つ目の点 |
| \(x_2 - x_1\) | 横方向の差 |
| \(y_2 - y_1\) | 縦方向の差 |
| \(d\) | 2点のあいだの距離 |
- 差の向きを逆にしても、2乗するので結果は同じ(\((x_2-x_1)^2 = (x_1-x_2)^2\))。
- 座標に単位があるとき、距離も同じ単位(m なら m、km なら km)になります。
試してみる
例
点 A(1, 2) と点 B(4, 6) の距離
横の差 3、縦の差 4 →
$$d = \sqrt{3^2 + 4^2} = 5$$
3:4:5 の直角三角形と同じです。座標にマイナスがあっても、差を取れば同じやり方で計算できます。
計算機
- 下の「上の例を試す」を押すか、4つの数値を入力
- 計算するを押す
4つの数値を入れて「計算する」を押してください。
今どこで使われている?
私たちが毎日、手で計算することはあまりありません。 でもコンピューターの裏側では、2点間の距離を求める場面がたくさんあります。
-
地図アプリ
2地点の直線距離や移動距離を計算する土台になります。
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GPS
衛星との距離から、スマホやカーナビの現在地を求めます。
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ゲーム
プレイヤーと敵の距離で、攻撃や追いかけを判定します。
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ロボット・ドローン
目的地や障害物までの距離を計算して、安全に動きます。
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CG・3Dソフト
3D空間で、点や物体どうしの距離を計算します。
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データ分析
2つのデータがどれだけ近いか、似ているかを数で表します。
まとめ
2点の距離は、横の差と縦の差を
2乗して足し、ルートを取れば求まる。