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math 定義 算数・数学の基礎

掛け算とは?

掛け算には 2種類あります。

同じ数を増やしていく

掛け算(整数の掛け算)

元の量に倍率をかける

掛け算(倍率の掛け算)

いろはが本を読んでいる

このページでわかること

読む目安:約3分

  • 掛け算には2種類あること
  • 「掛け算なのに減る」の理由
  • 割合・%と倍率の掛け算

掛け算には 2つのパターン

記号はどちらも × です。学校で習う順番と、イメージが違います。

同じ数をくり返す掛け算(小学校)

同じ数を、何回ぶん集めるか。

$3 \times 4 = 12$

イメージ:増える(数が大きくなる)

倍率(割合)をかける掛け算(中学校)

もとの数に、倍率(割合)をかける。コピー機の拡大・縮小と同じイメージです。

$8 \times 0.5 = 4$

×2 (2倍)

大きくなる

8 × 2 = 16

×1 (1倍)

変わらない

8 × 1 = 8

×0.5 (半分)

小さくなる

8 × 0.5 = 4

コピー機の 200% は拡大(×2)、50% は縮小(×0.5)と同じ考え方です。

「掛け算なのに減る」ってどういうこと?

整数の掛け算だけ覚えていると、8 × 0.5 = 4 のように答えが小さくなって不思議に感じます。

これは間違いではなく、倍数の掛け算です。0.5倍は「半分の大きさにする」という意味で、0.5個足すわけではありません。コピー機で 50% に縮小するのと同じイメージです。

いろはが「たしかに!」とうなずいている

割り算で言うと $8 \div 2 = 4$ と同じ結果になります。数学では、倍率を表すために × で書くことが多いです。

2つの掛け算のちがい(一覧)

整数の掛け算 倍数の掛け算
学校で習う時期 小学校 中学校
イメージ 同じものがいくつ組あるか 何倍にするか(倍率)。コピー機の拡大・縮小など
かける数の例 2, 3, 4 などの整数 0.5, 1.2, 0.8 などの小数・割合
答えの大きさ だいたい大きくなる 大きくも小さくもなる
使う場面の例
  • お菓子を4人に3個ずつ配る → 3×4=12個
  • 12本入りのペンを5箱そろえる → 12×5=60本
  • たて3cm×よこ4cmの面積 → 3×4=12(平方cm)
  • コピー機を50%に縮小 → ×0.5
  • 3,500円が20%引き → ×0.8で2,800円
  • 速度が時速60kmの1.2倍 → ×1.2

まとめ

掛け算の記号「×」は同じでも、
「くり返すか?」「倍率をかけるか?」で、意味が変わります。