INTRO

物理 基本関係式 力学

速度・距離・時間の関係

速さ × 時間が、進んだ距離になる。

出発 到着 距離 d 時間 t d = v × t
速く進むほど、長い時間進むほど、移動した距離は大きくなります。基本は d = vt です。

このページでわかること

読む目安:約5分

  • 基本式 d = vt
  • 単位をそろえることの大切さ
  • 速さ・速度・距離の違いの感覚

考え方のコツ

  1. 距離・速度・時間のうち、分かっている量を2つ確認する
  2. 単位をそろえる(例:速度が km/h なら時間は h)
  3. 公式に当てはめて、足りない1つを求める

基本は「距離 = 速度 × 時間」。速度を知りたいときは距離÷時間、時間を知りたいときは距離÷速度です。

公式

一定の速さで進むとき、進んだ距離・速さ・時間は次の関係でつながっています。

公式

$$d = vt$$

言葉にすると

$$\text{距離} = \text{速度} \times \text{時間}$$

速度を求める

$$v = \dfrac{d}{t}$$

時間を求める

$$t = \dfrac{d}{v}$$

記号意味よく使う単位
\(d\) 距離 m, km
\(v\) 速度・速さ m/s, km/h
\(t\) 時間 s, min, h

速さ・速度・距離

  • 速さ … どれくらい速く動いているか
  • 速度 … 速さに向きも含めたもの(物理では区別する)
  • 距離 … 実際に移動した長さ
  • 初心者向けでは、最初は「速度 ≒ 速さ」と考えて大丈夫です。
  • 単位はそろえる必要があります。例: \(60\,\text{km/h} \times 0.5\,\text{h} = 30\,\text{km}\)

試してみる

車が 60 km/h で 2 h 走った。進んだ距離は?

$$d = 60 \times 2 = 120\,\text{km}$$

速度と時間の単位がそろっているので、そのまま掛け算できます。分なら先に時間へ直します。

計算機

  1. 距離・速度・時間のうち2つを入力する(単位も選ぶ)
  2. 計算するを押すと、残り1つが出ます

距離・速度・時間のうち2つを入力してください。

単位は内部でそろえて計算します。0以下の値や空欄が多い場合は計算できません。

今どこで使われている?

手で毎回計算することは少ないですが、あとどれくらい進むかどれくらいかかるかを見積もる場面で使われます。

  • ナビアプリ

    経路の距離と想定速度から、到着予定や残り時間を出します。

  • 電車・バス

    駅間の距離や平均速度をもとに、ダイヤや到着予測につなげます。

  • 物流・配送

    配送ルートの距離と車速から、何時ごろ着くかを見積もります。

  • スポーツ計測

    ペースと時間から距離を出したり、目標時間から速さを逆算します。

  • 自動運転

    経路の長さと許容速度から、所要時間や停止位置を考えます。

  • 物理シミュレーション

    一定速度の近似で、「いまどこにいるか」を時間ごとに更新します。

まとめ

一定の速さなら、距離 = 速度 × 時間
分かっている2つから、足りない1つが求まる。